イライラはどうして起こるの?

イライラすることがあったのに「こんなことで怒っちゃいけない」と怒りを抑えたり、深呼吸をして怒りを鎮めたりすること、ありませんか?
ではこの怒りは何処からくるのか考えたことあるでしょうか?
今日は怒りについてのお話♪
怒りは過去の蓄積
感情的になっていると気づきづらいですが、実はそのイライラは、過去に体験した怒りが蓄積した姿です。
「どういうこと?」って思いますよね。
職場でもこんなことありませんか?
同じことをしても、言ってもAさんなら許せるけど、いつもミスばっかりしてるBさんがやったら許せない!って。
これはBさんに対して、自分の過去の記憶データに「この人は私にイヤな思いをさせるいけ好かない人」があるからです。
脳は、「嬉しい」「楽しい」「ムカつく!」「悲しい」でも感情が湧いたものを記憶しやすいため、
「嫌い!」「許せない!」と思えば思うほど、重要事項として蓄積され繰り返し思考するように出来ています。
そのため過去に「イヤだなー」と思わせた人に対しては、
「またやった!」「何度も同じこと言わせないで!」「いつもいつも!」という感じで、同じことが繰り返されている言葉を使って怒りを表現されるわけですね。
これが「過去に体験したきた怒りを蓄積」になります。
冷静でいる場合、人は1回くらいイヤなことをされても怒ることはありません。
そして2,3回までは許せたり・・・気にならないんです。
でもそれ以上になると、怒りが徐々に蓄積されてきているので、「あー!またやって!イライラする!」と繰り返しの言葉が出てきます。
この時点で「自分の中に蓄積されている怒り」と向き合えば良いのですが、そのまま放置しておくと、
脳の中では繰り返し、繰り返しその人に対する怒りに対して思考を行っていますから、どんどん許せない気持ちが増えるんです。
テレビ見てたり、楽しいことをしてても「あれー、楽しいことしてんのにあいつの顔浮かんできて、嫌な気分。なんであいつのこと考えなきゃいけないんだろう」ってなるわけですね。
そして最終的に相手にキレたり、発狂したりということが起こります。
怒りは自然に消えるわけではありません。
イライラ解消のために、スポーツしたり、お酒飲んだり趣味をしたとしても、その怒りは消えるわけでも、解消されるわけでもありません。
上でも書いていますが、嫌いな人といなくても、その人のことを気づかない間に考えていますよね?
「あの人は自分のために思って言ってくれたんだ!」と思ったって、ふとした瞬間に頭の中に、傷つける言葉を言った人の顔や言葉が思い浮かんでドヨーンとしたり。
怒りだけでなく、悲しみや寂しさ、不安、緊張、困惑、焦りなどの感情も放置したり、他のことをすれば・・・ポジティブに考えたらなくなる・・・というものではないんです。
日本人は怒りに嫌悪感を覚えやすい
日本という国は過去の歴史として調和や「みんな一緒」を大切にしてきました。
調和を乱すものは許されず、非難してもいい、それが正義!という傾向があります。
なのでSNSも発達したことで、個人の意見が発信できるようになり、有名な人が不倫をしたなどが報道されると、すごい勢いで批判しますよね?
おそらくあなた自身も子供のころ、調和を乱すであろう怒りを表現したり泣くなどをすると
「恥ずかしいから、止めなさい!」「よそ様の目を気にしなさい」と言われたり、知らんぷりされたり、イヤな顔をされてきませんでしたか?
小さなころから幾度と「怒りを表現したり泣いたりすることは恥ずかしい」「ダメ」「いけないこと」と思わされて大人になっていますから、
怒りや泣くなどの感情を出すこと自体に抵抗や嫌悪感があり、抑え込む人が多いです。
そしてガマンできずに感情を出してしまったときは、「やってはいけないことをしてしまった」と罪悪感を覚える場合も。
または「この人には出しても平気」と思う人が現れると、今まで蓄積しガマンしてきた怒りなどの感情を
「あれも気に食わない」「これも気に食わない」と爆発させるかのように出していくため、相手がビクビクしたり疲弊して精神を患うか、離れていきます。
すると「どうせ私は受け入れてもらえない」と落ち込むという悪循環に陥ります。
どうしたらいい?
怒りの感情はほかのことをしても消えなくて、でも感情を出すことが悪いことで・・・
じゃあ、いったいどうしたらいいの?ってなりますよね。
その方法をお伝えしていきます。
●どうして怒りが湧くのか?の心理を学ぶ
●1人の時間を作って、怒りの感情と向き合う
●カラオケや夜の海で叫ぶ!
どうして怒りが湧くのか?の心理を学ぶ
怒りが湧くには、理由があります。
その理由を知ることによって、「そうか。私はこれで怒ってたんだ」と思うことで冷静になれ、怒りを解消することができる場合もあります。
でも「私はそんなことない!」と受け入れない場合は余計に怒りが増す場合も。
1人の時間を作って、怒りの感情と向き合う
自分の中にある怒りを口に出したり、紙に書き出して自分の中から外に出します。
ガマンをしてきた人ほど、出すのはつらいかもしれませんが感情を入れたり、発狂やキレたりしましょうというわけではなくて
「私は、○○に対してすごく怒ってる。納得がいかない。私は、これが許せない」
という感じで冷静に出していくのもOKです。
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カラオケや夜の海で叫ぶ!
1人で「バカヤロー!」「ムカつく!」「モヤモヤする」「あー!」でもいいんです。
とにかく大きな声で叫んでみる。
何を言うか?が重要ではなくて、自分の中に溜めこんできた怒りの感情を外に出すことに意味があります。
カラオケでも叫ぶように歌ったり、喉がかれるくらいの人の方が「スッキリした!」と言う傾向があります。
それはため込んできた言葉を、声に出して自分の外に出したから♪
まとめ
怒りは、湧いている怒りに対して対処をしなければ、脳内で繰り返しその出来事について思考をされ、増加するように出来ています。
いくらほかのことを考えたり、抑え込んでその時は対処できたつもりになっても消えるわけではありません。
とはいえ人に対して、怒りをぶちまけても人間関係は壊れるだけです。
怒りを消すまたはコントロールして平常に戻すには、1人のときにその怒りと向き合うことしかない。
私はそう思っています。
なぜって、その怒りは自分の脳が作り出したものなのだから、作り出した本人以外どうしようもできないと思うからです。
でもそのやり方が具体的にわからないという場合は、カウンセラーさんやセラピストさんに力を借りてみてくださいね♪
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